みなさんこんにちは。
今日は基本の「き」となる二次元性愛の考え方をご紹介いたします。
とはいえ一度に全てを紹介するのは大変なので、まずは「二次元」という言葉が表す意味について考えていきます。
二次元とは基本的には「高さ(上下)」と「幅(右左)」がある物や空間を意味します。
三次元には「高さ(上下)」と「幅(右左)」の他に更に「奥行き(奥手前)」が加わり、二次元と三次元の違いは「奥行き(奥手前)」の有無にあります。
つまり二次元は「一定の角度からでしか見えない」世界なのです。
しかし私たちが生きている三次元の世界はビルや花瓶を見ても様々な角度からその姿を見る事ができます。
二次元でも奥行きや影が表現された物もありますが、紙やテレビに描かれており、私たちからすれば「一定の角度からでしか見えない」のでそれが二次元である事に変わりはありません。
この考え方で行くと対象物が実在の人物の写真であってもキャラクターの絵であっても二次元の理屈は成立します(チラシや地図もそうです。)。
しかしここで言う二次元はまた別の二次元を指しています。
ここで言う二次元はアニメやマンガ、ゲーム、その他イラスト等に描かれた人物のキャラクターの事を指しているのです。
アニメの流行やオタク文化の浸透により二次元という言葉の意味は多様化しつつあります。
二次元性愛を理解するのに所謂「オタク的二次元」を知る事は必要不可欠です。
「オタク的二次元」は静止画・動画等その動きや世界観の広さ、あり方を問わず、アニメやゲームに登場する全ての人物から物質までを言います。
実在の人物や景色の画像の事は言いません。
つまりは「視覚」の問題というよりは「架空か現実か」に問題があるといえます。
架空の世界は誰かが作り上げた「架空」なので現実にはありません。
同じく架空の世界にいるキャラクター達も「架空」の存在です。
現実には存在しないキャラクターという時点でそれは「オタク的二次元」なのです。


よくある質問


Q1　現実世界も一定の角度からでしか見えないから二次元では？
A1　確かにそうです。
人間を含む多くの動物は対象物が透明で透けている物でない限り物の横や後ろを見る事は出来ません。
物を回してみたり角度を変えてみる必要があります。
しかし人は盲目や隻眼でない限り2つの目で世の中を見ている、つまり目が2つ存在するという事は右目と左目の両方を使って物事を見る事ができます。
この左右の目で見る事で若干の奥行きを感じ取り、その目で見る世界の事を「2.5次元」と言います。
私たちが「生きる」世界は立体的な三次元ですが、私たちが「見ている」世界は2.5次元なのです。




Q2　実在のアイドルや歴史人物をもとにしたキャラはオタク的二次元？
A2　これは私の個人的な意見ですが、私はそうだと思います。
何故ならアイドルや歴史人物自身は実在かもしれませんが、キャラはそれらをもとにして作られたキャラクターであってその人本人ではないからです。
一人の実在する戦国武将でも優しい面から冷たい面、明るい部分から暗い部分までのたくさんの顔を持っています。
しかしアニメやマンガでは「優しくて力持ち」「ひょうきんで明るい」「ネガティブで泣き虫」等簡単な説明で完結してしまう性格がほとんどです(勿論そうではない作品やキャラもありますが)。
一人の人間の全ての性格や好みを反映させるのには限界があります。
又顔や髪型、体系も実在とは異なっている事もあると思います。
あくまで実在がモチーフになっているだけなので、それはオタク的二次元と言える物だと思います。